2013/06/02
民放競馬番組アナのA氏が語る今どきの東京競馬場の過酷さ
※この記事は、あくまで迷実況をもとにしたただのネタです。ここ最近、有力馬による調教中の不幸な事故が続けて発生し競馬界を震撼させた。
また、レース中に骨折、長期休養を余儀なくされたK.Sや能力喪失で引退を迫られた
S.H、そしてレース中に不幸にもこの世を去ってしまったF.Iなど・・・
これらはすべて東京競馬場でレースを行った馬に発生した事象である。
世間一般的には、高速馬場が原因だのといわれ、多くの議論が交わされた。
しかし最近、実は東京競馬場特融の異常な過酷さがこれら多くの競走馬の故障の原因でないかという
新たな説が唱えられるようになった。
その原因となったVTRが以下のコレである↓
ニコニコ動画ver.
youtube ver.
※個人的にはニコニコ版でコメ見ながらの方が、状況を把握しやすいと思います。
そう、偶然にもダービーにおけるA氏の実況によって、
東京競馬場の異常な過酷さが露呈することになったのである。
ひとまず、今年のダービーにおけるA氏の証言をもとに説明すると・・・。
各馬がスタートし、まず坂を上る。
坂を上りきった各馬は次に 勝負の一コーナー に突入する・・・。
さすがは、過酷な東京競馬場のレース、それも最高クラスのものである。
例え、一コーナーであろうとも、一瞬の油断とスピードのゆるみが最後まで命取りになるのである。
勝負の一コーナーを終えて、武豊騎手騎乗の一番人気キズナはココにポジションをとる。
これは、幾多の経験を積んできた実況者ですら、どの馬がどこにいるのか一目で把握できないレベルで
壮絶なつぶしあいや殴り合いが行われている証拠であろう・・・。
問題は次の瞬間である。
何と、 ディープ産駒タケユタカ がキズナに代わって突如レースに参戦する。
これは、元JRA騎手のB氏いわく、 人馬ともに大きな負担 を強いる
高度な騎乗テクニックだという。
詳しくは言えないが、なんでもこれをやると色々と反動がやばいらしい・・・。
なお、【ルール上これは問題ないのか】という問いに対してB氏は、
JRAのデータベースにあらかじめ登録しておけば大丈夫であると答えた。
念のため、後日データベースを検索したところ・・・

ちゃんとディープ産駒タケユタカの存在が確認された。
さすがは一流ジョッキーである。この程度の手続きでヘマをするような事はない。
武豊騎手が、高度な騎乗スキルを披露する中、各馬はバックストレッチへと向かう。
その最中、なんとC.デムーロ騎手も負けじと同じ騎乗テクニックを披露したのである。
これを見たB氏は、こんなことができるやつは10年に一度の逸材であると言ったうえで、
「今の若手騎手では、海外と日本でこれほどの差が存在するのか・・・」と
同日行われたホープフルJステークスを振り返りながら付け加えた。
当然、天才たるC.デムーロ騎手も手続き上のヘマは侵さない。
しっかりとダービー初騎乗のロゴタイプ騎手こと盧午泰夫騎手のデータが公式ページで確認された。

ともかく、東京競馬場の大一番で勝つには、たとえ前半であろうとも
高度な騎乗技術の応酬をはじめとする、多くのリスクを覚悟しなければならないのである。
長年競馬を見続けてきた有名予想家C氏によれば、キズナとロゴタイプの明暗を分けたのは、
武豊騎手とC.デムーロ騎手の特殊騎乗スキルの熟練度の差、及び反動の差であるとのこと。
しかし、前半のこの過酷さにもかかわらず、東京競馬場の真の過酷さはまだ姿を現していないのだ。
前半から激しいアプローチを互いに掛け合った各馬は、残り600の標識を通過し直線へ向かう。
A氏もこの激しい戦いにはたまらず「まだ600もあります。」と口をこぼす。
しかし、さすがはGⅠに出走する馬たちである。
これだけの激しい前半の駆け引きであるにもかかわらず、
各馬は余力を残した状態で残り400の標識へ向かう。
そして・・・
最大の試練はここで訪れる。
東京競馬場名物、高低差200mを誇る、青嶋坂が各馬を待ち構えるのだ!

まさに、ヤマノススメ!
斜面角度30度オーバー のこの坂はレースではなくもはや登山といってもいいであろう。
この記事を掲載した時点で、来週は東京競馬場の芝コースが解放される予定であることから、
来週には多くの登山客ならぬ多くの登坂客が東京競馬場に押し寄せることは確実である。
ともかく、ここ最近の有力馬の相次ぐ故障も、これが原因でないかといわれるのも納得である。
なお、図解すると以下のようなコース形状になる。

とはいえ、いくら同日の同枠に同名のばんえい馬がいたとしても、キズナはキズナでサラブレッドである。
決してばんえい馬ではないし、アップヒルが得意なわけでもない。
だが、そんな中でもさすがはダービーの手綱を取る騎手たちである。
まるで、そんな坂などないかのごとく、怒涛のスピードで馬を駆けさせる。
こんな環境で上がり3F33秒台をマークできるというのだから、騎手とは恐ろしいものである。
さて、レースもいよいよ最終局面を迎える。
高低差200mの青嶋坂を上りきった各馬は、最後の力を振り絞り栄光のゴールへと向かっていく。
しかし、東京競馬場はこの上で最後の試練を与えてくるのである。

そう、 突如として馬場の中央に出現する犬 だ!
今回のレースでは、さすがダービーの出走馬といわんばかりにどの馬も動じなかったが、
この一瞬の出来事で足元をすくわれる馬も多いことであろう。
ともかく、これが過酷な東京競馬場でのレースの実態である。
このような、過酷な競馬場で人馬一体となって勝ち取る栄誉あるGⅠであるからこそ、
全てのホースメンがめざし、そして憧れるのであろう。
本日、この過酷なサバイバルコースにて、真のマイル王を決める一戦、安田記念(GⅠ)が開催される。
是非とも、全馬無事にゴールする見ごたえのあるレースになってもらいたいものだ。
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