リアル競馬ネタ

「なんと酷い騎乗だ」、レース中に騎手を野次る実況

 ←野中悠太郎騎手、フランス若手騎手戦で日本勢歴代最高の2着に入線 →実は極悪設定な競馬伝説の馬券
数千万、時には数十億という大金が動く競馬において、
観客から騎手に対する野次やブーイングは日常茶飯事ともいえるものだ。

多かれ少なかれ金が賭けられている馬の命運が、騎手の騎乗一つで大きく左右される。
そのような競技において、騎手に対する野次を無くす方が無茶だといえるかもしれない。

だが、こと観客ではなく、実況がレース中に騎手を野次るケースともなれば、どうだろう。
おそらく、世界中の競馬を見渡しても、かなり珍しいケースなのではないだろうか。

今回はそんな珍例のひとつを紹介する。


(ツイート:実況が騎手を非難するレースの映像)


世にも珍しい実況による野次は、2016年8月14日、スウェーデンのJagersro競馬場で見られた。

問題となるレースで1番人気のAngel Loveに騎乗していたJan-Erik Neuroth騎手は、
最後の直線、最内のラチ沿いから先頭馬を抜く進路を選択。
一時は抜け出せそうなスペースが開いていたかに見えたが、
結果的に締め出される状況に追い込まれ、馬を大きく失速させてしまった。

この一連の流れの中で実況は、「また同じ過ちを繰り返しています」と状況を説明。
そのうえで、「なんという大馬鹿野郎なのでしょう」と、
同日に2回も同じ状況に追い込まれた騎手のことを堂々と野次った。


しかし、「天使の愛」という馬名を持つ騎乗馬は、
騎手に汚名を着せたままでは終わるような存在ではなかった。

内から外へ進路を取り直した同馬は、そこから再び先頭をとらえる勢いにまで加速。

最後は先頭争いを繰り広げる2頭の馬を1馬身差で差し切り、
見事人気に応えてレースを制したのであった。


もっとも、レースに勝ったからといって、実況がNeuroth騎手を認めることはなかった。

ゴールしてすぐに実況が放った一言は、
「なんという信じられない程に愚かなNeurothの騎乗だったのでしょう」。

同実況者は、最後の最後までNeuroth騎手を批判し続ける姿勢を貫き通したのであった。



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