リアル競馬ネタ

競走馬のセカンドキャリアに光明!?リオオリンピック馬術に参戦した2頭の元競走馬

 ←アメリカ競馬、重賞数を削減する方針を発表する →オリンピック終了直前、ある意味で最高なレスリングの試合が行われる
飛越


近年、競馬において動物保護の観点が重要視されはじめたことで、
競走馬のセカンドキャリアが注目されるようになってきている。

すでに調教が施されている競走馬は、仔馬と違って人や馬具に慣れているため、
別の仕事を教えるときに1から全てを教えなくともよい。
また、レースには向かなかった競走馬でも、別の分野で活躍できる可能性を秘めている。
そのため、セカンドキャリアを支援し、元競走馬を別の分野で活用していく動きは、
世界的に活発になってきている。

日本においても、角井調教師らがサンクスホースプロジェクトを立ち上げるなど、
引退競走馬の再就職に対する取り組みが目立つようになってきている。


しかし、その一方で、元競走馬を馬術で活躍させようとなると困難が伴う。

とにかく速く走ればいいレースとは違い、馬術では歩様やストレス耐性等が重要になってくる。
また、馬術種目であるクロスカントリーや障害競技も、
障害レースにおけるチェイスやクロスカントリーとは大きく性質の異なるものである。

いくらレースに向けて調教をつけられてきた元競走馬とはいえど、
馬術馬として再始動するためには、馬術向けの訓練をこなしていかなければならない。
さらに、馬術大会で活躍するレベルにするには、元々持っている素質も重要になってくる。
引退したサラブレッドがウォームブラッド相手に馬術で戦うのは、そう簡単なことではないのだ。


そのような中、リオオリンピック馬術に出場を果たした2頭の元競走馬が、
世界の競馬関係者達の注目を集めている。

注目を集めた2頭は、アメリカ代表Martin Boyd氏のBlackfoot Mysteryと、
開催国ブラジル代表Parro Carlos氏のSummon Up Theblood。
これら2頭の馬は、鬼門とされる馬場馬術での相対的な成績は良くなかったようだが、
クロスカントリーと障害ではそこそこの成績を残すことができたようだ。


元競走馬がトップクラスの馬術競技の舞台で善戦したという事実は、
発展段階にある競走馬のセカンドキャリア支援活動に、ある種の光明をもたらしたのであった。


Blackfoot Mystery (ブラックフットミステリー)


ブラックフット
(画像:ブラックフットミステリー 画像引用元:America's Best Racing

アメリカ代表Martin Boyd氏のパートナーであるBlackfoot Mysteryは、
John O’Meara氏が生産したれっきとしたケンタッキー州産のサラブレッド。
父Out of Placeに母True Mysteryという血統を持つ12歳セン馬だ。

2005年のキーンランドセールで$24,000の値札がつけられた同馬は、セリで主取りになった後、
Christopher Drakos氏に売却された。
そして、Drakos氏がIdaho州のBlackfootに牧場を所有していたことから、
Blackfootに母名を合わせたBlackfoot Mysteryという馬名がつけられることになったのだという。


3歳にしてすでに約160cm(16hands)もの体長を誇っていたBlackfoot Mysteryは、
関係者から"Big Red"(ビッグレッド)というニックネームをつけられていた。
このニックネームは、あの伝説的なセクレタリアトやマンノウォーにもつけられていたものである。

しかし、ニックネームこそ伝説的な馬と同じではあったが、
Blackfoot Mysteryは、競走馬として全く活躍することができなかった。
Jesus Mendoza調教師に管理された同馬は、カリフォルニア州でのレース3戦全てで大惨敗を喫した。
その大惨敗っぷりは酷いもので、生涯で先着できた馬はわずか4頭で、
レースの勝ち馬達には合計で44馬身差にもなる着差をつけられた。


レースを通じてBlackfoot Mysteryに競走馬としての未来がないことを悟ったMendoza師は、
引退馬の世話を行うThoroughbred Rehab Centerの代表Leigh Gray氏に相談。
別の競技で活躍させた方がよいとして、Blackfoot Mysteryは競走から引退することになった。

その後、Thoroughbred Rehab Centerに引き取られたBlackfoot Mysteryは、馬術のトレーニングを受け、
他の元競走馬達と競い合いながら馬術のレベルを上げていった。
そして、次第にウォームブラッドに匹敵する実力を身に着け、馬術大会で上位に食い込める存在となった。

最終的に、Blackfoot Mysteryは、偶然にも新たなパートナーを探していたBoyd Martin氏の手にわたり、
本格的に馬術の世界に参戦することが確定。
ついには、リオオリンピックでアメリカ代表の1頭に選ばれるまでになったのであった。

成績表リンク




参考資料




Summon Up Theblood (サモンアップザブラッド)


サモンアップ
(画像:サモンアップザブラッド 画像引用元:Buzz Feed


Parro Carlos氏のパートナーであるSummon Up Thebloodは、
父Red Ransomに母Diddymuという血統を持つ11歳セン馬。
競走馬としての現役の時には、Mick Channon調教師が管理していた馬であった。

競走馬としてのSummon Up Thebloodの通算成績は13戦3勝。
キャリアを通じて未勝利に終わったBlackfoot Mysteryとは違い、
Summon Up Thebloodは、競走馬としてハンデ戦を3連勝する活躍を見せたことがあった。


2009年に競走から引退したSummon Up Thebloodは、2000年にBHA(英国競馬協会)が立ち上げた
慈善団体Retraining of Racehorse(以下RoR)に引き取られ、馬術の訓練をこなすようになった。
そして、元競走馬達を相手に馬術競技をこなす中で頭角を現したSummon Up Thebloodは、
次第にRoRの手を離れ、通常の馬術競技に出場するようになっていった。

現在のパートナーであるブラジル代表のParro Carlos氏とは、2011年からコンビを組み続けている。


ちなみに余談であるが、Summon Up Thebloodを馬術馬として育てあげたRoRのパトロンには、
あのデットーリ騎手などが名を連ねている。(Wikipedia参照)

成績表リンク




参考資料





下記はただのブログランキングバナーです。よろしければ押してってくださいな。

  


スポンサーサイト



記事一覧  3kaku_s_L.png 未分類
記事一覧  3kaku_s_L.png 本家ネタ
記事一覧  3kaku_s_L.png リアル競馬ネタ
記事一覧  3kaku_s_L.png 競馬(?)ネタ
記事一覧  3kaku_s_L.png 海外レース紹介
記事一覧  3kaku_s_L.png アンケート企画
記事一覧  3kaku_s_L.png 製作中報告
記事一覧  3kaku_s_L.png ニコアプリネタ
記事一覧  3kaku_s_L.png 競伝関連まとめ
記事一覧  3kaku_s_L.png Frankel in Japan

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

【アメリカ競馬、重賞数を削減する方針を発表する】へ  【オリンピック終了直前、ある意味で最高なレスリングの試合が行われる】へ