リアル競馬ネタ

回避王グレンイーグルス、ついに覚悟を決めた!

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ついに・・・
あの馬がレースに出走した。

回避王グレンちゃん

回避王グレンイーグルス
2か国の2000ギニーとセントジェームズパレスSを連勝し、
3歳マイル王の座に君臨した存在だとファンに覚えられていた馬だ。

回避王グレンイーグルスは、その名の通り数々のレースを回避してきた馬である。
サセックスS、ジャックルマロワ賞、インターナショナルS、愛チャンピオンS、
グレンイーグルスは馬場状態が好ましくないという理由だけで、名だたる4つのGⅠレースを迷わず連続回避
さらには、フランスの制度すらも利用する徹底っぷりで、ムーラン・ド・ロンシャン賞すらも回避。
幻の5連続目の回避すらも見事に決めて、
あの伝説のスクラッチ王ドリームアヘッドすらも超越するほどの存在になっていたのであった。

世界一の馬場ソムリエとして、馬場状態の良し悪しには一切の妥協を許さない姿勢。
それにくわえて、次走予定を一向にかためない優柔不断さ。
この二つが異常なほどに組み合わさったことで、
グレンイーグルスはおよそ123日にもわたって登録レースを回避し続けてきたのである。

だが、どんなものにも突如終わりはやってくる。
世界一の馬場ソムリエとなった回避王といえども、
100日を越える理想の馬場状態を求める旅は厳しいものであった。
競馬場に何度足を運べども、そこには理想の良馬場なんてものは広がっていない。
あるのは理想からは程遠い、少しの湿り気を帯びた芝だけであったのだ。

そして、ついにグレンイーグルスは馬場ソムリエとして折れてしまった。
調教師が世間から受けたプレッシャーなども相まって、
同馬はしぶしぶながら10月17日に行われたクイーンエリザベスⅡ世Sに出走。
馬場状態に文句を言いながらも、ようやくゲート内に納まったのである。

こうして、約1.5クールもの間続いたグレンちゃん回避劇は、レース出走という予想外の最終回に。
グレンイーグルスの出走を巡る賭けは、まさかの出走する側の勝利に終わったのだ。

出走までの葛藤!グレンちゃん劇場


しかし、いくらレースに出走したとはいっても、そこは世界一の馬場ソムリエたる回避王。
ゲートに入るまでの間に、通常の競走馬では考えられない紆余曲折を経ていたのである。
ここでは、レース3日前からのグレンイーグルス劇場を振り返っていこう。

10月14日


回避王の場合は、出走するかどうか自体が賭け対象となる。
グレンイーグルス関連のオッズは、レース当日まで激しく動いていくのだ。

14日の時点では、アスコットの馬場は乾かないであろうと予想されていた。
それゆえ、出走しない可能性が高まり、出走しないのオッズが低下。
Betfairの「出走するか否か」の賭け市場では、「出走しない」が2.5倍から2.1倍に下方修正。
一方、「出走する」が1.5倍から1.66倍に上方修正されることになった。

オッズ上昇中
(引用元:Racing Post "Gleneagles on the drift for QEII on Saturday"

10月15日


15日になって、賭け市場は前日とは逆方向に動き始めた。
グレンイーグルスの単勝オッズが一転して下がり始めたのだ。

アンティポスト(出走馬掲示前)の投票においては、競走馬が出走するか否かもオッズに反映される。
ゆえに、このオッズの動きは、グレンイーグルスの出走が確実になったことを伝えているかに思われた。

オッズ下降
(引用:Racing Post "Gleneagles shortens for showdown with Solow"

だが、ここで勘違いしてはいけない。
回避王がレース2日前に出走を確定することはあり得ないのだ。

オッズが低下した理由は、ただ単にブックメーカーが馬券に保障をつけたからであった。
その保証というのが、グレンイーグルスが出走しなければ馬券を払い戻すというもの。
要は出走回避のリスクがなくなったことで、
馬券購入者が安心して単勝を買うようになり、オッズが下がっただけであったのだ。

10月16日


16日、回避王陣営にとって恒例の第1回馬場テイスティングが行われた。

第1回馬場テイスティングとは、調教師のエイダン・オブライエン氏による馬場の事前チェック。
グレンイーグルスがテイスティングするのにふさわしい馬場かどうか、
この段階で調教師が代わりに判断するのである。

もし、ここで馬場状態が基準に満たないと判断されれば、
グレンイーグルスの出走の可能性がなくなってしまう。
そのため、初回の馬場チェックは競馬ファンの注目を大いに集めるのだ。


アスコット競馬場の芝を視察したオブライエン氏の表情は厳しかった。
天気は良いものの、少しばかり湿り気のある馬場。
理想の馬場からは程遠い状態であり、
とてもグレンイーグルスのお気に召すような馬場状態ではなかった。
(オブライエン「グレンイーグルスが出走するには馬場がもう少し乾く必要がある」)

だが、もう少し乾燥すれば、ギリギリ許容できる馬場になるかもしれない。
そう考えたオブライエン馬場視察団長は、
グレンイーグルスの出走判断を翌日に持ち越すことを決定。
これ以降に雨が一滴も降らなければ、出走する可能性がまだ残っていることを示唆した。

一滴の雨でも
(引用元:Racing Post "O'Brien: any rain at all and Gleneagles is out"

そして、これを受けてレーシングポストは速報を公表。
あの回避王がまだ出走する可能性があると、ツイッター上で大々的につぶやいたのであった。
(速報:グレンイーグルス、まだQEⅡに出走の可能性あり)

10月17日


17日、いよいよグレンイーグルスにとって運命の日がやってきた。
出走するか否か、レース当日の最後の馬場テイスティングである。

幸い、前日の夜に雨は一滴も降らなかった。
そのこともあり、馬場は前日よりも乾燥し、少しは理想の状態に近づいていた。

グレンイーグルスがついに出走するかもしれない。
出走への期待が高まるあまり、
一部の競馬ファンたちはグレンイーグルス出走の速報を出して喜んでいた。
(速報ニュース グレンイーグルスが本日出走する)

しかし、いくら出走の期待が高まっていようとも、
グレンイーグルスは歴代最高レベルの回避王である。
普通の馬と違って、ゲートに入るまでは油断してはいけない存在であるのだ。

レーシングポストなどのメディアは、
レース直前になってもあくまで「高い確率」で出走するであろうと同馬の動向を報道。
最後の最後まで回避の可能性を残している。
それこそが、グレンイーグルスが回避王と呼ばれる所以である。
(グレンイーグルスは高い確率で出走。しかし、公式決定はまだされていない)

そして、特に出走回避の動きがないまま、クイーンエリザベス二世Sまで残すところ1レースとなった。
このレースが終わってもグレンイーグルスが回避しなければ、ほぼ出走することは間違いない。
そのような状況の中、最後の馬場テイスティング役に任命されたのは、
グレンイーグルスに騎乗予定のライアン・ムーア騎手であった。

念には念を入れて馬場を丹念に調査する。
それがグレンイーグルス率いる馬場テイスティング部隊のモットーである。
(1:55発走のレースでムーア騎手が馬場状態を良しと判断するなら、グレンイーグルスは出走。)

ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズSが終わり、
ムーア騎手は馬場テイスティング結果をオブライエン調教師に報告した。
出走するのかしないのか、ファンは固唾をのんで見守っていた。

そして、グレンイーグルスがついにパドックに姿を現した。
それは幻などではない、現実のグレンイーグルスだ。

レーシングUKは、そのことをツイッターで報道。
あの回避王グレンイーグルスが、ついに鞍をつけたと速報を出したのだ。

だが、写真に写っていたグレンイーグルスは、鞍ではなくシートをつけていた。
そのため、一部のファンは焦ってはいけないと警鐘を鳴らし続けた。
本当に鞍をつけてゲートに入るまで、回避王が回避しない保証はない。
戦いはまだ終わっていないのだ。
(これは幻じゃない。123日ぶりにグレンイーグルスが公の場で鞍を装着。)

そして、ついに競馬ファンが待ち望んでいた瞬間が訪れた。
回避王グレンイーグルスが123日ぶりにレースに出走することが正式に決定。
歴史的瞬間がいよいよ目前に迫ったのだ。
(速報ニュース:グレンイーグルス、アスコット競馬場で行われるQEⅡSに出走)

この歴史的瞬間の到来に、ツイッター上のグレンイーグルスなりきりアカウントも驚きを隠せない様子であった。
(これがアカウントをつくって以来の初レース出走になるだなんて信じられないよ。)

レース出走


グレンイーグルスの出走が決まった時点で、ある意味競馬ファンは満足していたが、
一応のメインイベントはソロウグレンイーグルスの直接対決であった。

ソロウはここ最近好調で今年無敗の5歳のセン馬。
中距離から長距離のレースではあまり活躍できていなかったが、
マイル戦での活動に方針転換するようになってからは覚醒。
一気に7連勝して、GⅠレースでも4勝の実績を上げるまでになっていた。

そこで、競馬ファン達は知りたがっていたのだ。
3歳マイル王のグレンイーグルスと今年無敗のソロウ
果たしてどちらが強いのかということを。


もっとも、この結果はやる前から大体見えていた。
レースに着実に出走して実績をあげ続けていた馬と
3歳の成長期間でずっと馬場ソムリエ稼業に専念していた馬。
レースでどちらが勝つかなど、もはや火を見るより明らかであったのだ。

レース映像リンク

そのようなわけで、レースはソロウが当然のように完勝。
馬場を選びに選んで妥協したグレンイーグルスは、6着に完敗した。

また、レース後にオブライエン馬場視察団長は、馬場状態を妥協すべきではなかったと発言。
そのうえ、この至高の馬場を追求する馬場ソムリエの気持ちは、
素人には分かるものではないとも発言した。

そのレースを回避してでも究極の馬場状態を追求しようとする徹底した姿勢で、
グレンイーグルス馬場視察団は、競馬ファンから大きな批判を浴びることとなったのであった。

おまけ:シルバーコレクター覚醒中


グレンイーグルスの回避記録は途切れてしまったが、
同日のレースで新たに期待できる逸材が現れた。

その馬というのがファウンド
フリントシャーを継ぐ次世代のシルバーコレクターと期待されたが、
凱旋門賞では9着に終わってしまった馬であった。

同馬は、17日にチャンピオンSに出走。
そこで、狙い澄ましたかのようにファシネイティングロックの2着になり、
着実に2着記録を伸ばすことに成功したのであった。

レース映像リンク

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