リアル競馬ネタ

悲願の有馬記念 ~2枠「4番」に込められた想い~

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「2枠4番」
I調教師が発した一言に、会場がざわめいた。

宣言と共に「ジェンティルドンナ」の馬名が、2枠4番に表示される。
例年と違う馬番希望方式で行われた有馬記念の枠順抽選。
その記念すべき抽選で、最初の枠が決まった瞬間だ。

しかし、この枠順決定の瞬間には、それ以上に特別な意味があった。
「2枠4番」、この枠番には特別な想いが込められているのだ。

今回は、そんな有馬記念の馬番に込められた様々な想いを特集する。




1. 特別な馬番

今年10月26日、1枠2番クラシック3冠を達成した。
皐月賞、ダービー、そして菊花賞の全てで、馬番2のゼッケンがウイナーズサークルで輝いた。
グレード制導入以降では史上初となる、競馬ゼッケン界に残る快挙であった。

レース後、長野県長野市篠ノ井の某ゼッケン製作所の一角は大いに沸き立った。
長年2番ゼッケン一筋で製作をしていたチームの中には、感極まって泣き崩れた従業員もいたという。
自身の担当馬番が快挙を成し遂げるということは、ゼッケン製作者達にとっては格別な経験だ。
2014年はゼッケン製作者にとって忘れられないメモリアルイヤーとなった。

だが、ゼッケン製作者にとって熱い2014年はまだ終わっていなかった。
再びゼッケン職人たちに、快挙達成の大きなチャンスが訪れたのだ。

その快挙とは、クラシック3冠とは別の3冠である、
天皇賞(秋)、ジャパンカップ、そして有馬記念からなる「秋古馬3冠」の快挙だ。
実は、今年の天皇賞(秋)とジャパンカップの勝ち馬である
スピルバーグエピファネイアは、とある馬番を受け継いで走っていた。
その馬番が冒頭で述べた特別な番号、「2枠4番」だ。

今年の有馬記念で「2枠4番」を背負うということは、
これまで受け継いだ様々なものを受け継ぐという覚悟の証なのである。







2. 秋古馬三冠への想い

ジャパンカップ創設の1981年以来、同一馬番が秋古馬三冠を達成したケースは一度たりともない。
つまり、今年2枠4番のジェンティルドンナが有馬記念を制すれば、
日本競馬史上初の快挙が達成されることになる。

しかし、実は同一馬番による「秋古馬3冠」達成のチャンスは、以前にも存在した。
それは2013年の出来事、すなわち去年の有馬記念の時であった。

昨年はジャパンカップ、そして天皇賞(秋)の両レースを4枠7番が制した。
ジャスタウェイ、そしてジェンティルドンナの2頭が華麗なる「ジ」馬名リレーで、
有馬記念まで7番ゼッケンの想いをつないだのだ。
だが、有馬記念にてゼッケン製作者を不幸が襲った。
最後の最後で4枠7番を背負ったのは、よりにもよって出走馬16頭中最低人気の馬であったのだ。

アンカーとして7番ゼッケンを受け継いだその馬の名は「タマモベストプレイ」
父のフジキセキの産駒は長距離実績が乏しく、
同馬もメンバー的にも勝つことがほぼ絶望的と考えられていた。

それでも、ゼッケン製作者や陣営は、最後まであきらめなかった。
調教師は最善を尽くし、馬をレースに絶好の仕上げで送り込んだ。
レース中は、騎手も可能な限りの最善策を尽くした。
ゼッケンの想いをゴールへ届けるという目的だけのために、皆全力であった。

しかし、現実は非情であった。
ゼッケンの想いを受け継ぐ役割は、タマモベストプレイには荷が重すぎたのだ。
独走状態になったオルフェーヴルから離されること10馬身以上、
タマモベストプレイは7番ゼッケンと共に5着に散った。
7番ゼッケン製作者たちの悲願達成が、夢と消えた瞬間であった。





あれから1年、今度は「2枠4番」「秋古馬三冠」に王手をかけた。
ゼッケン製作者たちのもとに、早速昨年の雪辱を晴らすチャンスがおとずれたわけである。
しかも、今年の有馬記念の枠順は馬番希望方式で決定されることもあり、
昨年よりも悲願達成のチャンスは大きいと目されていた。

すなわち、ゼッケン製作者にとって、今年は一世一代の大チャンスなのである。
そのようなこともあり、今回ばかりは4番ゼッケン製作者達だけでの悲願ではない。
「2枠4番」には、ゼッケン製作工場全体の想いが込められているのだ。



秋古馬三冠 1着馬の馬番リスト
年度天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念
20142枠4番2枠4番????
20134枠7番4枠7番3枠6番
20126枠12番8枠15番7枠13番
20116枠12番1枠2番6枠9番
20101枠2番3枠6番1枠1番
20092枠3番3枠5番5枠9番
20087枠14番8枠16番8枠13番
20071枠1番2枠4番2枠3番
20067枠14番6枠6番3枠4番
20051枠1番7枠14番5枠10番
20047枠13番5枠9番1枠1番
20038枠18番1枠1番8枠12番
20024枠8番1枠1番1枠1番
20017枠10番4枠6番4枠4番
20007枠13番4枠8番4枠7番
19995枠9番7枠13番4枠7番
19985枠6番6枠11番1枠2番
19976枠12番3枠3番7枠14番
19962枠4番7枠14番4枠6番
19951枠1番3枠4番7枠10番
19947枠10番3枠4番7枠11番
19934枠8番4枠8番3枠4番
19921枠2番8枠14番2枠3番
19915枠10番8枠14番5枠8番
19904枠7番6枠10番4枠8番
19898枠14番2枠2番8枠15番
19886枠9番8枠16番6枠10番
19873枠4番7枠11番4枠7番
19868枠16番6枠10番5枠6番
19853枠5番8枠15番6枠6番
19847枠13番6枠10番4枠4番
19832枠2番7枠14番8枠15番
19823枠4番6枠10番5枠9番
19811枠2番8枠14番1枠2番
参考元:netkeiba.com




3. 4番を背負う覚悟

そんな重大な意味を持つ4番を背負う覚悟を決めたのが、ジェンティルドンナ陣営であった。
ある種の異様な雰囲気が流れる抽選会で1番手に選択権を得たI調教師は、
迷うことなく真っ先に2枠4番を選択した。
それは師の自信の表れであり、また覚悟の表れでもあった。

I調教師の宣言を聞いて、会場は驚きに包まれた。
「2枠4番」という特別な馬番を背負うことは、とてつもない重責を担うことと同義だ。
ゆえに、「2枠4番」を真っ先に指名する覚悟がある者がいるなどとは、
会場にいるもののほとんどが考えもしていなかった。

「レースは違いますが、今年もゼッケンを先頭で運んでやりますよ。」
抽選会後、I調教師は記者に対して自信たっぷりに語った。

昨年、ジェンティルドンナはジャパンカップで、
4枠7番のゼッケンを有馬記念までつなぐ役割を見事に果たしている。
I調教師は、GⅠ6勝を誇る名牝の最後の仕事に、
今度はアンカーとして4番ゼッケンを先頭でゴールまで運ぶことを命じたのである。

ジェンティルドンナならばできると思いますよ。」
I調教師は、自信満々に名牝をラストランの有馬記念へと送り出す。


4. 大きなチャンス?

ゼッケン製作者たちにとっても、ジェンティルドンナ陣営が「2枠4番」を得たことは朗報であった。
同馬は有力馬の一角であり、昨年の最低人気よりは悲願達成のチャンスが高いと思われたからだ。
中山競馬場という不安点があるものの、
出走メンバーの中では勝つチャンスが比較的に高い馬であることには変わりはない。
悲願達成の任務を任せるに十分に値する馬であると考えていた。

だが、いい知らせはそれだけではなかった。
実は、ジェンティルドンナの勝利を後押しするかのようなオカルトも存在しているのだ。
そのオカルトとというのが、増税が行われた年の有馬記念では、
決まって「4番人気」が勝っているというものである。
このオカルトに従い、1989年にはイナリワンが、
そして1997年ではシルクジャスティスが、それぞれ4番人気で有馬記念を制している。

現在前売りの段階で4番人気の支持を得ているのは、ジェンティルドンナだ。
もし、人気がこのままでオカルトの後押しがあるのであれば、
「2枠4番」による「秋古馬三冠」達成の悲願がかなうこともあり得るであろう。

しかし、あくまでオカルトはオカルト、実際に未来の結果を確定させる要因ではない。
それでも、悲願達成まであと一歩まで迫ったゼッケン製作チームにとっては、
どんなに確証がないプラス要素でも心強いものなのである。

「増税だのなんだのは、競馬の結果にはまったく関係がないでしょう。
しかし、ここまで来たらなんにでもすがりたい気持ちなのですよ。」と
4番ゼッケン製作チームの一員は、記者にその心情を明かしている。

ただし、この手の傾向というものも案外侮れないものである。
菊花賞で2番ゼッケンが快挙を達成した時も、
レース前に快挙が達成されるなどと信じて疑わなかった人はそう多くはなかった。
その意味では、運も味方につけているゼッケン製作者にとっては、
今年の有馬記念が悲願達成のチャンスであるといえるのかもしれない。


5. その他の馬番にかかる想い

今年の有馬記念では「2枠4番」に特別な想いが込められているといったが、
「2枠4番」以外にも特別な意味を持つ枠と馬番が存在する。
しかも、珍しいことにそれは2つも存在しているのだ。
その特別な馬番というのが、15だ。

実に珍しいことに、今年の天皇賞(秋)とジャパンカップの両レースは、
1着から3着まで全て同じ馬番で決着している。
同一馬番による「秋古馬三冠」王手がかかった昨年だけは、
天皇賞(秋)とジャパンカップの結果が2着までは一致した。
しかし、3着まで全て一致しているケースは、ジャパンカップ創設以来初めての出来事である。

このことから、今年の有馬記念は相当に特別なレースであるということができるであろう。
「2枠4番」だけでなく、「1枠1番」「7枠15番」にも珍記録達成の可能性が残されているのだ。

しかも、「1枠1番」には、もれなく珍記録達成を後押しするジンクスまでついている。
それは、増税年の有馬記念では武豊騎手が2着になるというジンクスだ。
今年の武豊騎手の騎乗馬は1番トーセンラーであることから、
もしジンクスどおりに事が運べば、1番3連続2着の記録を作ることになる。

しかし、1番ゼッケン製作チームと15番ゼッケン製作チームは浮かない顔をしている。
それもそのはず、3冠がかかる2番ゼッケンと違い、両馬番の記録はあくまでも珍記録だからである。
心情的にも、そんなにいい気分なものではないであろう。

珍記録について聞かれたとあるゼッケン製作チームの一員などは、
「勝って記録達成ならばまだしも、負けて記録達成というのは・・・」
と苦笑いしながら語っている。

また、現在ゼッケン生産工場内では、
1番ゼッケンチームと15番ゼッケンチームは特別な呼び方で呼ばれているという。

15番ゼッケン製作チームの一員によると、
「1番ゼッケン班は、ステイゴールド班とかメイショウドトウ班と呼ばれ、
15番ゼッケン班は、ナイスネイチャ班とかルーラーシップ班とかミホシンザン班とか呼ばれてます。」
ということらしい。

なお、有馬記念にて珍記録達成を願っているかどうかを直接訪ねたら、
「自分の作ったゼッケンは、やはりウイナーズサークルで掲げてほしい」と
1番と15番の両ゼッケン製作チームは共に答えていた。

やはり、ゼッケンを作ったからには、それを着用した馬に勝ってほしいのがゼッケン製作者の心情のようだ。




秋古馬三冠 2着馬の馬番リスト
年度天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念
20141枠1番1枠1番????
20135枠9番5枠9番2枠4番
20122枠4番8枠17番3枠6番
20114枠7番8枠16番4枠5番
20104枠7番8枠16番4枠7番
20091枠2番5枠10番1枠2番
20084枠7番5枠9番8枠14番
20075枠9番1枠2番4枠7番
20065枠10番6枠7番1枠1番
20057枠13番8枠16番3枠6番
20042枠4番5枠10番5枠9番
20034枠7番5枠10番3枠3番
20021枠1番4枠8番5枠8番
20015枠6番3枠4番1枠1番
20008枠15番7枠13番7枠13番
19993枠6番4枠7番2枠3番
19987枠10番1枠1番5枠10番
19974枠7番6枠9番2枠3番
19964枠8番2枠4番7枠11番
19952枠4番7枠12番2枠2番
19941枠1番2枠3番5枠8番
19931枠2番4枠7番8枠13番
19926枠12番5枠7番3枠6番
19917枠14番2枠3番1枠1番
19904枠8番8枠15番3枠5番
19893枠4番2枠3番3枠4番
19881枠1番3枠5番7枠11番
19874枠6番1枠1番4枠8番
19867枠13番8枠13番2枠2番
19858枠17番7枠12番2枠2番
19848枠14番3枠4番7枠9番
19838枠11番3枠6番3枠6番
19826枠9番2枠2番3枠4番
19815枠10番1枠1番7枠13番
参考元:netkeiba.com




秋古馬三冠 3着馬の馬番リスト
年度天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念
20147枠15番7枠15番????
20133枠6番3枠5番7枠14番
20123枠6番7枠13番5枠9番
20114枠8番1枠1番5枠7番
20106枠12番1枠2番6枠11番
20094枠7番3枠6番3枠6番
20081枠2番2枠4番4枠6番
20073枠6番5枠10番2枠4番
20068枠15番3枠3番4枠5番
20056枠12番4枠8番7枠14番
20044枠8番4枠7番4枠6番
20032枠4番3枠5番2枠2番
20028枠17番4枠7番2枠2番
20012枠2番6枠10番2枠2番
20005枠10番5枠10番6枠12番
19991枠1番7枠12番6枠11番
19986枠8番5枠9番3枠5番
19971枠1番8枠13番6枠12番
19968枠16番1枠1番3枠4番
19954枠8番6枠10番1枠1番
19944枠4番8枠15番6枠10番
19936枠12番1枠2番7枠12番
19924枠7番6枠9番1枠1番
19911枠2番6枠11番3枠5番
19903枠6番3枠5番7枠13番
19894枠5番8枠14番7枠12番
19888枠12番4枠8番3枠5番
19871枠1番8枠14番1枠1番
19866枠11番4枠6番1枠1番
19853枠6番5枠8番4枠4番
19846枠11番7枠12番2枠2番
19835枠5番4枠8番5枠9番
19825枠7番6枠11番6枠11番
19817枠14番6枠11番1枠1番
参考元:netkeiba.com




6. 最後に

奇妙な事態が重なったことで、様々な想いがぶつかることになった今年の有馬記念。
メンバー的にも豪華メンバーであり、出走馬的にも記録的にも面白いレースになりそうだ。

そんな中、この有馬記念を最後に引退が決まっている馬たちがいる。
ジェンティルドンナジャスタウェイトーセンラー、そしてヴィルシーナの4頭だ。
そのうち、ジェンティルドンナジャスタウェイトーセンラーの3頭が、
偶然にもそれぞれ快挙達成の可能性のある特別な馬番を背負っている。
それはまるで、競走生活の最後に大きな仕事をやってのけようとしているかのようでもある。

2014年有馬記念、ゼッケン製作者の期待とともに、
3頭の馬がそれぞれの使命を胸に最後の戦いへと挑む。


※この記事の内容はすべてフィクションです。


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