リアル競馬ネタ

想いをつなげ!2番ゼッケンに託された想い ~菊花賞編~

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ゼッケン2


クラシック3冠
それは、生涯に一度しか挑戦が許されない高き壁。
これをすべて勝ち抜いた名馬は、その世代最高の名誉を手にする。

しかし、この偉業は生半可な能力と覚悟では達成できない。
競走馬の高き能力とそれをサポートするスタッフ、そして運・・・
全てがかみあわさった時に、初めて達成されるのだ。

世界的に見れば、今年はトリニダードトバコで三冠馬がMomentumが誕生し、
ウルグアイでもSir Feverが偉大なるInvasorの軌跡をたどり無敗三冠へ王手をかけている。
ブラジルでもBal a Baliが三冠を達成しており、いわゆる三冠馬というものは意外にも出やすいように錯覚する。

しかし、競馬主要国においては、三冠がその壁の高さをまざまざと我々に見せつけてきている。

2014年、遠くの米国の地でカリフォルニアクロームがその高き壁に挑戦したが、
最後の一冠で無残にも阻まれてしまった。

こと日本においてはもっと早い段階でその壁が姿を現した。
皐月賞馬イスタボニータが、続くダービーでワンアンドオンリーの執念の前に屈したのだ。
今年の3冠の夢はこの時点で途切れたのだ。

しかし、3冠へ思いを馳せるのはなにも競走馬とその陣営だけではない。
イスラボニータが負けたことで途切れた想いがあると同時に、つながった想いもあるのだ。

そう、ゼッケン番号である。

2014年4月20日、1枠を引き当てたイスラボニータは2番のゼッケンを背に先頭でゴールを駆け抜けた。
その約1か月後、その王者のゼッケン番号2を引き継いだワンアンドオンリーが、
立ちはだかるイスラボニータを破りダービー制覇の悲願を達成したのだ。

すなわち、今年1枠2番が菊花賞を制すれば3冠・・・。
ゼッケン2番が3冠を達成することになるのだ。

通常は人々の注目を集めないゼッケン番号。
気にしても精々馬券検討の際に何枠が有利だとか、ごろ合わせだとかのために見る程度であろう。
しかし、この一見地味な同一ゼッケン番号による3冠は、通常の3冠よりも難易度がはるかに高いのだ。

それもそのはず、ゼッケン番号は馬やスタッフを選べないのだ。
レース当日、どの馬がどのゼッケン番号をつけることになるかは抽選によって決まる。
ゼッケン番号を引き当てたスタッフと馬に、すべてを託すしかない。

しかも、一度のミスも許されない。
一度でもそのゼッケンを受け継いだ馬の何かが崩れたら最後、
そのゼッケン番号はレース中に日の目を浴びることなく馬群に埋もれてしまうのだ。

事実、同一ゼッケン番号によるクラシック3冠の悲願は、
1976年から2013年の間一度も達成されていない。

あるとしても、1991年の8枠ピンク帽による3冠であり、同一ゼッケンによる3冠ではない。
しかし、同一ゼッケン番号3冠よりも難易度は高くはないとはいえ、
3冠達成の瞬間にピンク帽一筋で製造してきた職人が感極まって涙したという。

それほどまでに、3冠というものは栄誉なことなのだ。


牡馬クラシック3冠の勝ち枠と馬番
年度皐月賞ダービー菊花賞
20141枠2番1枠2番????
20134枠7番1枠1番2枠3番
20127枠14番5枠10番1枠1番
20116枠12番3枠5番7枠14番
20107枠13番1枠1番3枠6番
20098枠16番1枠1番1枠1番
20083枠6番1枠1番7枠14番
20078枠17番2枠3番5枠10番
20063枠5番1枠2番8枠18番
20057枠14番3枠5番4枠7番
20047枠14番6枠12番8枠18番
20032枠3番7枠13番4枠8番
20021枠2番2枠3番1枠2番
20014枠7番8枠18番2枠2番
20008枠16番2枠4番7枠15番
19996枠12番1枠2番1枠2番
19982枠3番3枠5番2枠4番
19978枠18番8枠18番2枠4番
19963枠5番7枠13番8枠17番
19953枠6番7枠14番5枠10番
19941枠1番8枠17番3枠4番
19937枠14番5枠10番4枠7番
19922枠4番7枠15番4枠8番
19918枠18番8枠20番8枠18番
19907枠15番5枠12番2枠2番
19898枠19番1枠3番3枠5番
19881枠1番2枠5番8枠17番
19873枠6番3枠8番5枠9番
19868枠19番3枠6番6枠13番
19855枠13番6枠16番6枠12番
19845枠10番4枠10番3枠5番
19835枠12番5枠12番4枠9番
19821枠2番6枠17番6枠13番
19811枠1番1枠3番8枠19番
19805枠10番2枠4番5枠11番
19792枠3番3枠7番5枠9番
19783枠3番5枠11番6枠16番
19773枠3番7枠24番7枠15番
19762枠3番6枠20番5枠11番
参考: http://www.netkeiba.com/



「我々がつくったゼッケンを背に馬が先頭でゴールを駆け抜ける瞬間・・・。
その瞬間ほど幸せなことはありません。」

そう語るのは、長野県長野市篠ノ井の某ゼッケン製作所に努める社員の一人だ。

現在、中央競馬のレースや調教で使われるゼッケンは、
長野県長野市篠ノ井にある身体障害者授産施設に委託されて製作されている (参考:wikipedia)。
レースや調教中に何気なく見かける競走馬のゼッケンは、そこで魂を込めて作られているのだ。

「ほとんどの人は気にかけませんけどね。我々にとっては大事なことなのです。」
偉業達成目前にして、2番ゼッケンを専門につくり続けてきたチームの一員が落ち着いた口調で語った。
悲願は目の前まで来ている、しかしここまできても彼らには祈ることしかできないのだ。

馬名や馬番を張り付けるJRA職員もいつもとは違う心意気で競馬場へ向かう。
「いつもは何気なく張っている馬名なんですけどね・・・。
こうも特別な時は、不思議な感じになりますね。」
そう語りながら馬名を張り付けていく彼の手は、前日であるにもかかわらず、わずかに震えていた。


抽選の日、王者の番号1枠2番を引き当てたのは、トーホウジャッカルであった。
これまでイスラボニータ、ワンアンドオンリーとつながれてきた想いは、
今度はトーホウジャッカルの背中に受け継がれたのだ。

トーホウジャッカルは、前走のトライアル戦でダービー馬相手にあわやという競馬を見せ、
前々日投票では単勝に200万円ほどの大口投票受けるなど、大きな期待を寄せられている馬だ。
ゼッケン2番に込められた想いを背負うには、うってつけの馬といえるだろう。

そんな期待を一身に受け取る鞍上の酒井学騎手は、
「例え馬番が特別でもやることは変わりません。
いつも通りにベストの騎乗を心がけるだけです。」と
平然と取材に応えていたが、その目は闘志に満ちていた。

一方、ダービーで2番ゼッケンの想いをつないだワンアンドオンリー鞍上の横山典騎手は、
「最初の2冠で1枠を引いてたから・・・。
今回も1枠2番を引き当てられるかと思ったんだけどね。残念だね。
せっかくつないだところ悪いけど、想いは断ち切らせてもらうよ。」と
今度は自らがゼッケン2番に対する壁として全力で対峙するという意思を見せた。


様々な想いが交錯する2014年菊花賞。
ゼッケン製作者の悲願か、ダービー馬の意地が、それともそれ以外の人々の悲願か・・・

全ての命運が決まるレースが、今日発走する!


※菊花賞は 京都競馬場 第11R 15:40に発走します。


※この記事に書かれていることは、全てフィクションです。


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